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親知らずは抜いた方が良いのですか?
 親知らずは、生えてくる人と生えてこない人がいます。生えてこない人でも、たいていの人は骨の中(歯肉の下)に4本埋まっていますが、まれに1本もない人や、1〜3本しかない人もいます。
 親知らずが生えてきた場合、必ずしも抜かなければならないわけではありません。親知らずが生えるだけの十分なスペースがあって、まっすぐに生えて、うまく噛み合っている場合には抜かずにおいておく方が良いのですが、そうでない場合、例えば斜めに傾いて生えたりした場合などは抜かなくてはいけません。
 その理由は、親知らずの周りは歯ブラシが届きにくいので不潔になりやすく、そのため歯肉が腫れて痛みが出たり、その手前の歯までがむし歯や歯肉炎になったり、歯を前に押し出すことにより歯並びが悪くなってしまうことが多いからです。
 ですから、親知らず以外の歯を守るために親知らずを抜くのです。また、痛くなってから抜くのではなく、生えてきた時点で歯科医院で診てもらって、痛くなる前に抜いた方が良いでしょう。なぜなら、痛いときに抜くと麻酔が効きにくかったり、抜いた後にひどく腫れたり、痛みが長く続いたりすることがあるからです。
 案外、妊娠中や仕事の忙しいときに痛くなることが多いので、女性の方は結婚する前に抜いておくことをお勧めします。
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冷たい水が歯にしみるのですが…
 歯がしみるのは、とても嫌なものです。冷たい水などにしみる場合、その原因として、次のことが考えられます。
 まず、一つはむし歯です。むし歯の初期はしみませんが、進行してエナメル質の内側の象牙質まで達すると、しみるようになります。見た目はきれいでも、詰めものの内側や歯と歯の間からむし歯になっている場合もあります。こんな時はエックス線による診査か必要です。治療法は、金属やプラスチック樹脂の詰めものが一般的です。
 原因のもう一つは知覚過敏という状態です。歯みがきの仕方が悪かったり、歯ぎしりをして歯がすり減ってしまったり、歯周病で歯肉が退縮し歯根が露出したりすると、しみるようになります。これは、歯を保護している歯肉や歯の表面のエナメル質がなくなってしまい、象牙質が露出することが原因です。
 治療法は、刺激を遮断する効果のある薬剤を知覚過敏の部分に塗布したり、プラスチック樹脂などを詰めたりします。また、知覚過敏に対する薬効成分の含まれる歯みがき剤を使うのも有効です。
 しかし、知覚過敏の最も効果的な治療法および予防法は、正しいブラッシングです。適切なブラッシングで歯垢を除去することです。むし歯、歯周病の予防のためにも、正しいブラッシングをマスターしてください。
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むし歯の治療で、詰めものをした後に痛みがあるのですが…
 一般に、むし歯が再発しないようにするには、むし歯で感染した部分をできるだけ削りとってしまわなければなりません。つまり、むし歯の治療のために神経が生きている歯を削ると、必ず削った分だけ神経に近づきます。神経に近いところまで削りとった場合、詰めものをした後に軽い痛みがあったり、しみたりすることがあります。しかし、たいていの場合は時間とともに痛みはなくなりますので心配いりません。
 この現象は身体の防御反応の一つです。治療後、しばらくすると歯が自分で神経を守ろうとして新たな歯の質(新生第二象牙質)を作り、しみないようにするのです。それまでの期間は1〜2週間から1年ぐらいで、人によってまちまちです。
 日増しに痛みがひどくなるのでなければ、特に熱いものや冷たすぎるものを避け、気長に治まるのを待ってください。しかし、痛みがだんだん激しくなる場合は神経の治療に進まなければいけないので、主治医に相談してください。
 もっとも、神経をとると歯が弱くなるので、できるだけ生かしておくべきです。歯科医師もむやみに神経をとることはしません。
 神経をとらなければならなくなるまでむし歯を放置せず、小さなむし歯のうちに治療を受けるようにしたいものです。そのためにも定期的に健診を受けるようにしましょう。
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むし歯を放っておくとどんな影響がありますか?
 口の中には連鎖球菌などの細菌群が常在していますが、健全な歯であれば、歯の内部や歯根の周囲の組織(歯根膜や骨など)はほぼ無菌状態にあり、また、万一多少の細菌の侵入があっても白血球などの免疫機能が働くので、重篤な病気に発展することはまずあり得ません。
 しかし、深く進行したむし歯を放っておくと、大量の口腔常在菌が歯の神経に感染して歯髄炎を引き起こし、強い痛みが発生します。この時期に適切な治療を受けずにさらに放置すると、細菌は歯根の先端から骨にまで達して増殖し、骨を溶かして時に大きな膿瘍や嚢胞(膿のふくろ)を形成したり、重篤な顎骨骨髄炎や蜂窩織炎を引き起こしたりすることもあります。
 このような場合、細菌が病巣近くの血管内に侵入することも考えられ、血流に運ばれて他の臓器に感染する深刻な病巣感染症を引き起こす可能性もあります。普通ならば、この時期には歯の強い痛みに耐えきれず、歯科医師のもとで抗生物質などの投与を受けることになり、他に重篤な全身疾患を有していなければ、心配するような事態にいたることはないと考えられます。もし、何らかの原因で全身の免疫力の低下があり、適切な治療を受けなかった場合には、慢性病巣から細菌が心臓や腎臓、関節などを冒して、心内膜炎や腎炎、関節炎などを引き起こしたり、血液中で細菌が異常増殖して敗血症になったり、生命に関わる場合もありますので油断は禁物です。このような症例は極めて稀ではありますが、一般に治療の着手が遅れるほど治癒が長引く結果となります。いずれにしても早期の受診をお勧めします。
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歯の神経をとったのに、まだ噛むと痛むのですが…
 進行したむし歯などが原因で歯の神経(歯髄)に炎症が及んだ場合、やむを得ずこれをとり除く治療(抜髄治療)を行うことがあります。
 歯根の周囲には歯根膜とよばれる軟組織があり、歯根と歯を支える骨(歯槽骨)の間にあってクッションの役割を果たしています。また、歯髄に至る歯の神経路は脳から顎の骨を経由して歯根の先端部(根尖孔)から歯の内部に入ってきますが、抜髄治療により根尖孔に近いところで末端側の歯髄が除去されると、副作用的に歯根膜に炎症(細菌感染を伴わない単純性炎症)を引き起こすことがあります。歯根膜炎は結果的に歯を押し上げる力を生じる(俗に「歯が浮く」といいます)ため、その歯の部分だけわずかながら噛み合わせが高くなり、噛んだときに痛みが発生する原因となっているのです。このような痛みは治療を受けた日から通常2〜3日、長くても1週間程で自然消失する場合が多く、それほど心配はいりません。
 しかし、非常に進行したむし歯のケースなどでは、歯の神経の大部分が口の中に常在する細菌に冒されている場合があり、さらに細菌感染が歯根膜にまで波及していると、稀ですが、抜髄治療を行ったにもかかわらず、一時的にかえって痛みが増大したり、歯肉に腫れをきたしたりすることもあるので注意が必要です。残念ですが、そのような症例では炎症が遷延して噛んだときの痛みも非常に長引くことがあり、歯の中に薬剤を貼付する治療を長期にわたって行わなければならない場合もあります。
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抜歯する必要があるのは、どんな場合ですか?
 抜歯は、歯科治療においては最終手段となるので、歯科医師が「抜歯の適応」との判断を下すのは非常に慎重になります。
 近年、むし歯や歯周病の治療法の進歩により、歯を残して噛み合わせに役立てることができる可能性は増えましたが、それでも保存不可能な歯や、歯の存在自体がいろいろな障害の原因となる場合は抜歯が必要となります。
 それには、次の場合があります。
  1. 重度のむし歯で、どんな処置を行っても保存不可能な歯
  2. 重度の歯周病による歯槽骨の吸収のため、動揺の著しい歯
  3. 根尖(歯の根の先端の部分)に大きな病巣があり、治療を行っても保存不可能な歯
  4. 歯冠および歯根が破折していて、修復治療が困難な歯
  5. 隣の健康な歯や歯周組織に障害を及ぼしたり、感染症の原因となる可能性のある埋伏歯
  6. 歯根の吸収が著しく、動揺の著しい歯
  7. 補綴処置(義歯作製)のため、抜歯を必要とする歯
  8. 矯正治療のため、抜歯を必要とする歯
  9. 永久歯萌出の妨げとなっている乳歯
  10. 感染症の原因となった歯で、再発の恐れのあるもの
 いずれの場合も、かかりつけの歯科医師の説明をよく聞いてから抜歯しましょう。
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抜歯の後どのようなことに注意したらよいですか
 抜歯した後、血を止めるためにガーゼを20〜30分きちんと噛んでもらいます。それでもなかなか血が止まらない場合は、清潔なガーゼでさらに同じように噛んでいることが大切です。また、抜歯後1〜2時間ほど麻酔の効果が継続することが多いので、その間は誤って唇や舌を噛まないように注意しましょう。
 傷口は汚れた手指などで触れないようにして、清潔に保つようにします。当日の入浴は心拍数や血圧が上がり、出血を起こしやすくなると同時に傷口に雑菌が入る可能性がありますので避けて下さい。ただし、シャワー程度であればよいと思われます。また、タバコ、激しい運動、硬い食べ物も避け、安静を保ち、うがいは控えめにして下さい。唾液に少し血がにじむくらいの出血は特に異常ではありませんので、あまり心配しなくてもよいと思われます。
 以前は、血が止まりにくいお薬を飲まれている人は休薬して抜歯を行っていましたが、最近ではできるだけ休薬せずに抜歯を行うことが望ましいとされています。そのため、少し血が止まりにくい方がいらっしゃるかもしれません。あまり心配な方は、電話で歯科医院に相談してみましょう。
 通常、抜歯の翌日は傷口の異常の有無を確認するため、必ず診察を受けましょう。
 処方された薬は指示どおりに飲み、痛み止め(鎮痛剤)、化膿止め(抗生剤)などの名前と区別も知っておきたいものです。「血が止まらない」「痛みや腫れがひどい」など、なにか異常のある場合は早めに電話などでかかりつけの歯科医院に連絡をとり、指示を受けるようにしましょう。
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歯を抜いた後は、そのままでも大丈夫ですか?
 歯が抜けることで、どのような不都合があるのかは人によってまちまちです。歯の抜けたところをそのまま放置している人は、歯が抜けたことによる不都合さを感じないのでしょう。
 しかし、そのまま放置することで次のような良くない変化が起きます。
  1. 隣の歯が抜歯した方へ向かって傾斜する。傾斜した歯は隣の歯との接触関係がゆるくなって、食べかすがはさまりやすくなる。
  2. 噛み合う相手の歯が、歯がないところに向かって伸びてくる。歯は一番幅の大きいところで隣の歯と接触しているので、伸びることで1.と同様に接触がゆるくなる。以下、同じ影響が考えられます。
  3. 歯は垂直にかかる力に対しては耐えられるような構造をもっていますが、歯の傾斜が大きくなると、噛む力が垂直に伝わらなくなり、側方の力が伝わるようになります。歯はこの側方の力には弱い構造をもっています。
  4. 傾斜した方の側面のブラッシングができにくくなる。歯周病にかかりやすくなります。
  5. 相互に歯の移動が起こるために、噛み合わせが変化する。
 このように、徐々に全体のバランスが崩れていきます。歯のあるほうの側だけで長い間食事をしていると、左右の筋肉も不調和になり顎の関節の負担も片寄るという報告があります。
 不便を感じなくても、全体の調和のとれた機能を維持するために、歯のないところは早めに治療して歯を補充しておくべきでしょう。
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初めて歯科治療を受けるのですが、どんな点に注意すればよいですか?
  わたしたち歯科医師が日々の診療で気づいたことをお話します。
まず、女性の患者さんで髪の長い方は束ねておきましょう。診療用の椅子(ユニット)によっては枕の部分が、可動式になっていて可動部に髪がからみつくおそれがあります。これはたいへん危険です。また、口紅を落としてから受診しましょう。口紅が歯科医師の手についてあなたの顔に付着したり、歯科治療器具に付着したりして治療の妨げにもなりかねません。また、エチケットとしてできるだけ歯みがきをしてから受診しましょう。
 次に、歯科医院を初めて受診したときに、受付で患者さんの情報を書き込んでいただく質問用紙があります。これを問診票といいます。これに患者さんの情報を書き込んでいただくわけですが、できるだけ正確に詳しく書いてください。特に、過去にかかった病気、今かかっている病気、今飲んでいる薬等は、医療事故を防ぐためにとても大切です。
 以上、気づいた点を述べましたが、歯科治療が円滑に行えるように、ぜひご協力をお願いします。
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