むし歯にならないためには、甘い物を摂取しなければよいわけです。特に小児の場合は、お菓子・ジュース等をまったく与えなければ当然むし歯もできにくいでしょう。
しかし、小児の場合おやつを与えないということは不可能ですし、すべきではないと思います。小児にとって、おやつ(特に甘い物)は情緒安定のために大きな役割を果たしています。
つまり、おやつをまったく与えないということは成長過程において情緒を不安定にするおそれがあるということです。であれば、どのようにおやつを与えればよいのでしょうか?
与えすぎれば当然むし歯を誘発します。つまり、時間と量です。おやつを与える時間を決めてその時間に与えるようにしましょう。例をあげると、午前10時と午後3時といった具合です。また量を決めて、その量以上は与えないようにしましょう。
おやつを与えることがむし歯を作るのではなくて、おやつの回数・量が多いとむし歯を作ってしまうわけです。ただし、おやつの後は必ず歯みがきを丁寧に行うようにしましょう。
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